障害年金「年金証書の見方がわからない。」

最近、筆者の事務所の「障害年金・無料相談ダイヤル」に年金証書関係についての質問をされる方が多いです。今回は障害年金においての年金証書について少し触れてみたいと思います。

障害年金「年金証書がわからない」

障害年金の支給は決まったが

最近、筆者の事務所の「障害年金・無料相談ダイヤル」に年金証書の見方がわからない、という相談をされる方が多い気がします。

障害年金の支給がきまり、まずは一安心といったところでしょうが、何やらわけのわからない書類が入っていて不安になる方はけっこう多いといいます。「ちゃんと年金は出るのだろうか?」「間違えて支給されてたらどうしよう。」などなど。せっかく障害年金がきまり、若干ですが、安定した収入が入ることが確定したのに、なんだか気持ちが悪いですよね。もう障害年金がきまったということなので、安心して、体調がよろしい時にでも、ご不明な点をかいつまんで、請求先の年金事務所等に問合せてみてはいかげでしょう。筆者の事務所に質問されてもかまわないのですが、こういった事務的なことは、やはり年金事務所等に伺うほうがいいでしょう。ただ、めったにあることではないのですが、年金証書にも事務的な間違いがあることもありますので、郵送されてきたら隈なくチェックして、「間違いがあるのでは」と感じたら(結果として間違っていなかったとしても)、納得いくまで聞いてみたらいいでしょう。そう、自分のことは自分で守る。これが障害年金を受給する上でとても大切なことであります。もちろん、筆者の事務所に相談に来られた方には、できる限りのことをしてあげようと思っています。

年金証書「請求日の等級は?」

障害年金の支給は決まったが

そういえば、1年くらい前に、筆者の事務所での「障害年金無料相談会」にて、年金証書についての相談がありました。それはたしか以下のような内容であったとおもいます。

『支給開始日は5年ほど前なので、障害認定日請求に3級が認められたということはわかります。しかし、障害認定日の頃に3級というのはわかるのですが、請求日の頃の状態はすこぶる体調は悪く、2級をもらうつもりでいたのですが、どこにも2級と書いていません。障害年金の2級は無理だったのでしょうか?』というものでした。

結論から言って、請求日において2級は受給できるかかどうかはわかりません。障害認定日と請求日において等級が異なるときは、後に「支給額通知書」というものが届くことになっています。ですから、この相談者さんは、障害認定日の時は3級であるということは、この時点ではっきりしていますが、請求日の等級は、まだわからないでしょう。もし障害年金が2級であるのなら、「支給額通知書」がそのうち届きますので、少々お待ちください。ただ、その「支給額通知書」がなかなかこない場合もあるので、心配なら、年金機構本部、事務センター、管轄の年金事務所等に電話などで問い合わせてみてはいかがでしょう。そこで「額改定」が確認できるかもしれません。しかし、請求日の等級が変わらないという時もあります。それに納得できなければ、あとは審査請求を検討することになるでしょう。

障害年金「遡りできたか?」

年金証書の見方

先ほども述べましたが、障害年金の支給が決定したら、決定通知といっしょに年金証書が郵送されてきます。年金証書は初見では、ちょっとわかりづらいものです。以前、障害認定日請求で受給権がついているのか、事後重症請求で受給権がついたのかで悩んでいて相談に来られた方もいました。それは非常に大事なことです。まず、年金証書の上の部分に書いている「受給権を取得した年月」を見てみましょう。そうするとよくわかります。この年月日が障害認定日の日付になっていれば、認定日請求で認められたことになります。障害認定日では受給権がつかず、事後重症請求で認められた場合はそこの日付は、請求日の年月になっています。「受給権を取得した年月」が記載されている少し下のほうに、「支払開始日」という欄があります。ここを見ても、障害認定日で認められたかどうかがわかります。例えば受給権を取得した年月が「平成19年2月」だった場合、支払い開始日は「平成19年3月」となります。ここをチェックすれば、障害認定日請求が認められたか、それとも事後重症請求で受給権がついたかがわかるはずです。細かいはなしですが、認定日請求で受給権がつかなかった場合、障害認定日請求においての「不支給」の通知もいつしょに送られてくるでしょう。いっけん些細なことかもしれませんが、こういった知識はあっても損はしません。もちろん管轄の年金事務所に聞いても教えてくれるはずです。

年金証書「初めて2級の場合」

先ほど、「支給開始年月」は「受給権を取得した年月」の翌月になっていると述べましたが、「初めて1級・2級」の場合は少し違ってきます。「初めて1級・2級」は「事後重症請求」と同じものであるという誤解をしている方がいます。しかし、それは間違いです。つまり、障害年金が認められたとき、「事後重症請求」の場合、「受給権を取得した年月」が請求日になり、支給日はその翌月です。「初めて1級・2級」も、これと同じだと主張する方は多いのですが、誤りです。「初めて1級・2級」の場合は、「受給権を取得した年月」は「初めて1級・2級」が認められた日となり、「支給開始年月」はその翌月とはならず、請求日の翌月となるのです。ですので、「初めて1級・2級」で受給権がついた場合は、必ずしも「受給権を取得した年月」の翌月が「支給開始日」とはならないということを覚えておいてください。「初めて1級・2級」の受給権が、例えば5年前についたとしても、5年分の障害年金が遡及されるということはありません。あくまで支給月は、請求日の翌月であります。ここの部分は、「事後重症請求」と同じです。しかし「初めて1級・2級」の場合は、受給権がついた時にさかのぼって、支払った国民年金の年金保険料が還付されるというメリットがあります。障害年金を請求する方で、生活に困窮している方もいらっしゃいます。そういう方で「初めて1級・2級」が認められそうな方は、受給権が遡ってつく可能性があるのなら、そこにこだわってみる価値はあるのです。

障害年金診断書「更新はいつ?」

あと、障害年金の年金証書で確認すべきポイントのひとつとして、「次回診断書提出年月」があります。年金証書が到着したら、この部分もしっかりと確認しましょう。障害年金の支給が決定したとしても、未来永劫受給できるとは限りません。必ず何年間に1回、新たに診断書を記入してもらい、年金機構に提出しなければなりません。そしてまた認定してもらうのです。この診断書の正式名称は「障害状態確認届」といいます。これを次回はいつ提出しなければならないのでしょうか。その日付が年金証書の「次回診断書提出年月」の欄に記載されています。年金証書でいえば、表面の右下のあたりです。例えば、次回の診断書提出月が平成31年8月と記載されていれば、その月の末日までに診断書を提出しなければならないのです。もし次回の更新時に診断書を提出せずにいたら、障害年金が差し止めになるので注意しなければなりません。また年金証書を新たに発行された場合、「次回診断書提出年月」の記載がありませんので、最初にきた年金証書は必ずコピーしておくことをお勧めいたします。

障害年金「年金証書の見方がわからない。」

障害年金の支給が決定されれば、その後年金証書が送られてきます。しかし、その内容がよくわからないという方がけっこういらっしゃいます。ほっておくとフアンが募るので、納得いかなければ、管轄の年金事務所に確認してみましょう。また、請求を社労士に頼んでいたとしたら、その社労士に問合せしてください。

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